3年前までは無名だった南相馬市にある小高の町。海から鮭が遡上する川があり、阿武隈山脈を遠景とし、緑豊かなそれはそれは美しい所だと、小さい頃からよく両親は話してくれていました。
今日の産経新聞は北極星を背にした美しい神社の写真が第一面を大きく飾っていました。「小高神社」そう新聞には書いてありました。驚いて母に話すと、「鳥居の横に大きいしだれ桜があって、小さい頃よく見に行ったのよ」母はそう言って、じっと新聞を見ながら「あったあった」と言って目に涙を浮かべていました。
美しかった故郷には一体いつになったら戻ることが出来るのでしょう。
ただただ祈るばかりの3.11を今年も迎えました。